2012年 04月 18日
Easy-Rider (after 40 years)
『イージー・ライダー』(1969年)を見た。
この映画を見たのは 高校生の時だったかな。 初めて見た時はハーレーのチョッパーや
ステッペンウルフの「Born to Be Wild」 ザ・バンドの「ウエイト」
などバイクや楽曲にばかりに興味が行っていたし、断片的な字幕スーパーを追うのが精一杯で
「A man went looking for America and couldn't find it anywhere」
のキャッチコピーを理解する事はできなかった。
それに、途中で知り合い仲間になったハンソンが暴漢に撲殺されたり、
ビリーとハンソンもトラックの農夫にライフルで撃ち殺されるという衝撃的な
結末で、スッキリしない後味の悪い映画だった印象がある。
その後はこの映画を見る事も無かったが・・・・・
先日、CSでやっていたので、アタリメ片手になんとなく寝転びながら見ていたら
ジャック・ニコルソン演じる弁護士のジョージの言葉の中に、
「自由を説くことと自由である事は別だ。
カネで動くものは自由にはなれない。
アメリカ人は自由を証明する為なら殺人も平気だ。
個人の自由についてはいくらでも喋るが、自由な奴を見るのは怖いのさ」
そして、「自由」を体現する彼らは
保守的な南部の伝統固執主義者達に殺されてしまう。
ああ、その言葉にこの映画の肝があったのね。
by marierit
| 2012-04-18 13:21
| M9 Lizard