Sakazou Nakade 1954


家内の実家から ギターが届いた。
昨年亡くなった義父の持ち物を整理中との事で、
先日はミノルタの銀塩一眼とCONTAXのT2を頂いた。 
義父がこんなカメラを使っていたとは知らなかった。 
このギターも誰も弾く人がいないから使ってと言われたものの・・・
クラシック・ギターはあまり弾いたことが無いし、
またゴミが殖えるなあと思ったが、せっかくの好意なので有難く頂いた。
先日、フォーク・ギター2本を整理したばかりなのにぃ。

やって来たのは何十年も放置されたままだったボロボロで埃だらけの
クラシック・ギター 2本で、一応弦は張られていたのでチューニングして
弾いてみた。 1本は明らかに安物と思われるが、もう1本は「アレ~」と
思わせるものがあった。
ホールの中には何か書かれた紙が張ってある。


○○○○氏ノ為ニ之レヲ製作 一九五四年  中出阪蔵

カスタム・メードらしいが、ナカデ ハンゾウ?
知らないなあ~。でも最近は便利になったもので、
こんな時はネットで検索すると一発で出てくる。 
検索すると出て来る、出て来る。
ナカデ ハンゾウではなくて ナカデ サカゾウと
読むのらしい。 

日本のクラシックギター製作の発展において、
最も功績の大きい第一人者であり、多くの
弟子を指導し現代のクラシックギター界の
礎を築いた名工でした。(1906~1993)
とありました。
家内に聞いてみると、製作依頼者は義父の兄弟で
中出阪蔵氏とは友人関係だったそうです。

1954年といえば私が生まれた年。同じ歳ではないか・・・
しかし、このままでは骨董品状態、飾っておくのも忍びない。
痛んだ弦を外し、錆びたペグ、糸巻きを外し分解する。
クリーナーと歯ブラシでひたすら磨き、再度組み立て
ギアの部分にグリスを入れる。 
ボデイもクリーナーで磨くと艶が出てきた。 タバコのヤニも結構ついていた。
打痕やキズまでは治らないが、磨くと結構綺麗になり
愛着もわいてくる。 
ボデイの材はトップはスプルースかな。
バック、サイドはメイプル みたいですね。
結構軽いので合板ではなく単板のようです。

弦が無ければ話にならないので、近所の楽器屋で調達した
D'addarioの弦を張ると、54年前の音色が蘇りました。
時代を感じる音色です。

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Commented by りーまん at 2008-09-29 00:49 x
おおっ!!!中出阪蔵ではないですか!!巨匠ですね〜
中野にすんでいた人で,中出一族はいまもナイロン弦でがんばっていますよ.ここの孫が後輩にいるのですが,そいつは「あんなお天気商売はしたくないです・・・」と・・・(笑)
Commented by marierit/mario at 2008-10-03 21:25 x
お天気商売ですか・・・
価値のほどはわかりませんが、
ナイロン弦はチューニングが安定しませんね~
弾くたびに合わせないと・・・
Commented by JUNKO at 2010-06-29 02:46 x
お義父様のお名前と中出阪蔵氏の名前からこちらにたどり着きました。

by marierit | 2008-09-28 22:36 | その他 | Comments(3)