人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Hektor 三日目

今日はHektorでの撮影はナシ。 
レンズ内部を覗き込む。 気になる曇り。
この年代の代物なので曇りや埃、拭き傷は当然なのかもしれない。
Hektor 三日目_e0113977_1985938.jpg

ライカレンズのすべてに掲載されているのとどうやら同じタイプです。

レンズブロック部分とヘリコイド部がはずれ分離出来るのは聞いていましたが、
その先はとれないかなあ、と先端リングをグイっと回すとはクルクルとはずれた。前玉部が。
次に絞りの指標の小さなネジを外し、試しに回すと指標部の真鍮リングも
回り、はずれた。 中玉部が外れないかなあ、と回すとこれまたクルクルとはずれた。
結果、レンズは3分割。 ライカレンズ本によるとレンズ構成は
3群6枚。 前玉部、中玉部、後玉部と3群の分解に成功。
レンズが単体でポロっと落ちてくることはありませんので気が楽です。
3群の其々のユニットがつながっているだけです。
組み立て時の精度は心配ないでしよう。
ただ、Hektorは色々なバリエーションがあるらしいので
私のと同じだとは限りません。

それぞれルーペで光にかざして覗くと、前玉は曇りなし、気泡あり、若干の
クリーニングマークがあるものの意外と綺麗。
中玉は凹レンズの張り合わせ。 若干の曇り。
一番汚れているのは後玉の裏側。 曇りあり、内部のペイント剥がれた塵など。
ここまで分解できたのだからこのまま戻すにはしのびない。
我慢できずブロワー後 拭いてしまった。
レンズが柔らかそうでキズが付くのも心配ですが、
そう、最近の私は我慢を知りません。
メタノールを使って優しく拭き拭きです。
元々曇っているので完全には綺麗にはなりませんでしたが、
塵は取れました。 曇りもチョッと薄らいで、
そして気持ちクリヤーになったような気がします。 

今度は、セリウム入りの自動車のガラスの油膜取りで磨いてみましょうか?
イヤイヤ、素人療法はこの辺にしてそのうちレンズ磨きの名人の所へ
持って行きましょう。

Hektor 三日目_e0113977_1992887.jpg

左から、絞り指標リング、中玉、後玉、前玉、そして手前はヘリコイド部
by marierit | 2007-11-01 19:13 | M8

Okimuとは子供の頃のニックネームなのです

by marierit
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31